現代人には様々なアレルギーがあって戸惑ってしまいます。
食べ物でも卵や小麦、そば、牛乳、青魚、甲殻類など様々なものに対してアレルギーがあります。
ここ最近、酒粕が美容に良いと注目されていますが、酒粕アレルギーというものは無いのでしょうか。
酒粕アレルギーってあるの?
酒粕が美容に良いからとパックをしてみたり、甘酒を作って飲んだり、料理にも使ってみたらアレルギーのような症状が出たということはないでしょうか。いろいろ調べてみましたが、酒粕アレルギーという症状は見当たりませんでした。しかし、酵母アレルギーやアルコールアレルギーは存在するので、酒粕を使ったらアレルギー症状が出たという場合、酵母アレルギーやアルコールアレルギーかもしれません。
酒粕には酵母もアルコールも含まれていますから、そういった可能性も考えられます。
酒粕アレルギー=酵母、アルコールアレルギー?
酒粕を使った料理を食べたり、酒粕パックを顔などに塗った時、何らかのアレルギー反応が出る人がいます。
アレルギー症状は様々で、全身あるいは体の一部に腫れや赤み、むくみや頭痛、腹痛、吐き気、湿疹が出たり、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
症状が軽く、すぐに治まるならあまり心配はありませんが、今まで大丈夫だったのに突然アレルギー症状が出ることがあるので注意しましょう。
酒粕に含まれる酵母やアルコールにアレルギーを持つ人もいるのです。酵母アレルギーは、酵母を含む食べ物や飲み物を摂ることで出るものです。
酒粕をはじめ、醤油や味噌、ビールやパンなどです。酵母を含むもの全てにアレルギーを起こすわけではなく、ビールを飲んだ時だけ出るとか、パンを食べた時だけ出るという場合もあります。
アルコールアレルギーは、お酒を飲んだ時に湿疹ができたりくしゃみや鼻水が出る、脈が速くなる、心臓がバクバクするなどの症状が出ます。
アルコールに敏感な人は、注射などの時に皮膚をアルコール消毒しますが、それだけでも肌が赤くなってしまいます。
酒粕パックを肌に塗った時、ヒリヒリしたり赤みが出たりするのはもしかしたら酒粕アレルギーではなく、酵母アレルギーかアルコールアレルギーかもしれませんね。
必ずパッチテストを
酒粕自体は米が原料です。小麦や大麦よりもアレルギーが起こりにくいのでそれほど心配することはありませんが、酵母やアルコールにアレルギーがあると酒粕パックを使うとかぶれてしまう恐れがあります。
自分は敏感肌だと自覚している人は、使う前にパッチテストを行うことをおすすめします。いきなり顔に塗ってかぶれてしまったら大変ですからね。
パッチテストの方法は、手の甲や腕に少しパックを塗り、しばらく置きます。パックを洗い流した後、肌に何らかの変化が無いかをチェックしてください。
赤くなったりヒリヒリしたら使うのは止めた方が良さそうです。基本的に酒粕パックはトラブル肌にも効果があるものなのであまり心配する必要はないのですが、敏感肌の人やアルコール過敏症の人は注意が必要です。
パックを作る時にアルコールを飛ばしているから大丈夫と考えがちですが、飛ばし方が不十分だと残っている可能性があるので気をつけましょう。
酵母やアルコールアレルギーは治療できる?
酒粕アレルギーというアレルギー症状はあまり見られないのですが、酵母アレルギーやアルコールアレルギーはあります。今まで酒粕を食べたり皮膚に塗ったりした時にアレルギー症状が出たので自分は酒粕アレルギーだと思い込んでいることもあります。
最近では、花粉症に有効な治療法が見つかってきているので、酒粕アレルギーやアルコールアレルギー、酵母アレルギーなども治るのではと期待しますが、酵母アレルギーやアルコールアレルギーには有効な治療法がありません。
症状が出たらその症状を抑える治療をして様子を見るしかないのです。自分がアレルギーを持っていることがわかれば、予防するしかありません。
予防は、アレルギーのもとになるものを避けることです。
アレルギー症状は、常に出る人もいれば、体調が優れない時だけ出るという人もいます。時々症状が出る場合なら、体調を見ながら少しずつ取り入れてみると良いかもしれません。
酒粕パックはどんな高級パックよりも美肌効果が期待できると言われていますから、使ってみたいですよね。自分の体調、体質とよく相談して酒粕パックを使いましょう。
酒粕はアレルギーになりにくいもの
酒粕は食べても肌に塗っても美容に良い効果があり、女性にとっては目が離せないものです。
毎日酒粕を甘酒や料理で摂っていると美肌はもちろんですがアレルギー体質も改善すると言われています。パックとして肌に塗っても、美白効果はもちろんですがニキビ肌やアトピー肌も改善すると言われているのです。
敏感肌でアレルギー体質だから酒粕アレルギーも出るかもしれないと不安に思っている人もいるでしょう。しかし、酒粕は白米から作られているものですからアレルギーが出にくいものです。
心配するとしたらアルコールでしょうか。アルコールに不安がある人は、パックを作る時にアルコール分を十分に飛ばして使いましょう。
甘酒や料理を作る時も、数分グツグツと加熱すればアルコールは飛びます。アルコールを十分飛ばして使っても、肌がかぶれるとか赤くなるという場合は使用を控えた方が良いですね。無理をして肌を荒れさせては本末転倒なので。
無理して使い続けると、肌トラブルを起こしてしまいますので気をつけてください。酒粕アレルギーにはなりにくいものとされていますので、アルコールの処理をしっかりしてから少しずつ様子を見ながら使ってみましょう。
安価で良い効果があるものですから、ぜひ日々のお手入れや日焼け後のダメージ肌などの特別な時のお手入れに取り入れてみてください。
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