冬といえば甘酒を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そこで、これから甘酒で美容に励みたいという女性の方のために、美味しく美容やダイエットに効果的な酒粕で使った2種類の甘酒の簡単な作り方について記事を書いていきたいと思います。
酒粕を使って作る甘酒の簡単な作り方
酒粕を使った甘酒の作り方は、はじめに材料として,
- 酒粕 100g
- 水 500cc
- 砂糖 大さじ2~3杯
- 塩 少々
- 生姜 適量
を用意します。
まず酒粕には板粕のものとねり状のもの2つがあります。
どちらの酒粕も栄養価は変わりませんが、水への溶け方が異なります。
当然、ねり状の方が水に溶けやすく、板粕は少し水に溶けにくい傾向があります。
そのため、板粕を使用する場合は水に溶けやすくさせるために甘酒を作る前日から500ccの水をボールまたは鍋に入れ、その中に溶けやすい大きさにした板粕を浸しておきます。
水に浸けておくことで酒粕が溶けやすい状態となります。
ねり状の酒粕の場合は、元々水に溶けやすいので直前に水に浸けても問題ありません。
続いては水に溶かした酒粕を鍋に入れ、砂糖と塩を加えて一煮立ちするまで加熱していきます。
生姜は加熱をしながらお好みで加えていきましょう。
ここまでの甘酒作り方のポイントは、「甘酒を加熱する温度に気をつける」ことです。
酒粕に含まれている酵素は熱に弱い特徴を持っているため、温度を上げ過ぎてしまうと酵素の働きを得ることが出来なくなってしまいます。
そのため、加熱する温度は70℃を超えないように注意しなければなりません。60℃以内で加熱するのが理想的な甘酒の作り方といえます。
加熱する温度に注意し、一煮立ちすればダイエット・美容効果がある甘酒の完成です。
この作り方で完成した甘酒は、酒粕に含まれる酵素を活かしているため十分なダイエット・美容効果を得ることが出来ます。
ただし、この甘酒の作り方での注意点は「アルコールが残ってしまう」ことです。
加熱する温度を60℃以内にして酵素を活かす作り方であるため、酒粕に含まれるアルコール分が少々残ってしまいます
。そのためこの作り方で出来た甘酒はアルコールに弱い方や子供には向きません。
アルコールに弱い方・子供と一緒に甘酒を飲みたい方は、良く加熱をしてアルコールを飛ばすような作り方で甘酒を作りましょう。
また、甘酒は保存出来る期間が短い傾向にあります。甘酒や甘酒を入れる容器を加熱殺菌したとしても3日ほどしか持たせることは出来ません。
そのため、一度に多くの甘酒を作ってしまうと、飲みきれずにせっかく作った甘酒を処分しなければならなくなってしまいます。
甘酒を作る際は飲みきれる量で、飲むタイミングで作ることをオススメします。
酒粕を使った甘酒の作り方のアレンジ
豆乳甘酒
酒粕を使った甘酒のアレンジレシピその1は「豆乳甘酒」です。
材料は、
- 甘酒 50cc
- 豆乳 50cc
の2つです。
豆乳を甘酒に加えることによって、甘酒の糖分の吸収を抑えることができ、豆乳の効果によってより満腹感を得ることが出来ます。また、豆乳によって口当たりがまろやかになるので、甘酒が苦手という方でも飲みやすくすることが出来ます。
甘酒ココア
その2は「甘酒ココア」です。
材料は、
- 甘酒 100cc
- ココア大さじ1杯
- お湯大さじ1杯
です。
作り方のポイントとしては「ココアをお湯で溶かしてから甘酒に加える」ことです。ココアをお湯であらかじめ溶かすことで、ココアの粉末がダマになってしまうのを防ぐことが出来ます。甘酒ココアは甘酒が苦手な方でも美味しくいただくことができ、子供にも喜ばれます。
ココアにはココアポリフェノールが多く含まれていて、美容効果・感染症予防効果などの様々な効果があります。また、ストレスを和らげる効果もあるため、朝や昼間の休憩時などに飲むとより効果的です。
甘酒でダイエットをするために気をつけること
甘酒はダイエットに効果的だからといって、一日に何杯も飲んでしまうと血糖値が上がることに加え、太りやすくなってしまいます。
甘酒は糖分が多く含まれているので、一日約100mLを目安に飲むようにしましょう。
甘酒を飲むタイミングは、朝または昼間にすることをオススメします。活動量が少ない夜に飲んでしまうと、甘酒に含まれる糖質がそのまま吸収されてしまい、逆効果となってしまいます。
甘酒を一日に飲む量と飲むタイミングをしっかりと守ることで、甘酒の持つダイエット効果を最大限に活かすことが出来ます。
最後に 酒粕を使った甘酒は様々な効果に期待出来る
酒粕を使った甘酒には「美白効果」、「美肌効果」、「便秘解消効果」、「ダイエット効果」、「夏バテ解消」、「がん予防効果」、「生活習慣病予防・改善効果」など様々な効果があります。ただし、酒粕を使った甘酒の効果を最大限に引き出すためにはやはり「酵素」が重要になってきます。
酵素の働きをそのままに甘酒を作るには、加熱する温度に気を付けることが大切です。しかし、アルコールの苦手な方は無理をせず沸騰させて、酒粕に含まれるアルコールを飛ばすようにしましょう。
一日に飲む量と飲むタイミングを考え、毎日摂取することで徐々に効果が現れます。
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