酒粕は美白効果が高い成分をふんだんに含んでいると言われます。
日本酒を作っている杜氏さんたちの肌がツヤツヤなのは何故? と昔から気にされてきたのですが、まさか酒粕に美白効果・美肌のパワーがあっただなんて、誰も気が付かなかったことでしょう。
酒粕パックの驚異の美白パワーとは
ネット上では酒粕パックが大流行中です。しかも自宅で簡単に作れてしまうリーズナブルな化粧品として、ヤング世代からシニア世代まで幅広い年齢層に人気があるのです。
実際に酒粕パックを習慣にしている方々の声が口コミなどで紹介されていますが、そこにはシミ・そばかす・シワなどが薄くなっているとの喜びの声がたくさん確認できます。
今年いちばんの発見は、どんなボディクリームよりも美白美容液よりも酒粕パックが1番効いたということです。
— やさいをたべよう! (@pomme816) 2017年8月31日
ここ一週間酒粕パックにはまっています。お風呂上りに冷蔵庫で冷えた酒粕パックを塗るとヒンヤリ気持ち良い!そして流した後はしっとりツルツル。夏の疲れた肌にぴったり。心なしか肌のキメも整っております。#酒粕パック #美白 #美肌 #キッチンコスメ
— Parker@福招き (@paekerbellman) 2017年7月15日
あと酒粕パックはやばかった。
元から青白い私だが、酒粕パック(自作したもののほうがおすすめ)したら更に白くなった。
美白したい人には超おすすめ。
酒粕パックの作り方検索すれば出てくるぞ!— はるや (@haruyagohan) 2016年12月7日
では、どうして酒粕パックに美白効果があるのでしょうか。それは酒粕に含まれている美白成分・フェルラ酸やアルブチン、コウジ酸がポイントとなっています。
特に一番の注目はアルブチンです。
この成分は美白系の化粧品に必須の成分とされていて、その効果は厚生省でもお墨付きです。
アルブチンの効果としては、既にシミになっている肌組織からメラニン色素を除去する働きがあります。
これはハイドロキノンが優れた働きを持っているものですが、ハイドロキノンは肌へのダメージを与える可能性があり、使用量に慎重にならざるを得えません。その点、アルブチンは天然由来成分ですから、安心して顔パックに使えるのです。
具体的に説明すると、アルブチンの構成成分のシチロナーゼに、シミの原因となるメラニン色素を抑制する働きがあるのです。
メラニン色素を生成する酵素を不活化させるために、色素が肌内に発生しづらくなるとされています。また、コウジ酸もメラニン色素の生成を阻害させる働きを持っています。
この2つのパワーで、紫外線による色素沈着をかなり防げます。またフェラル酸は、肌を老化させる活性化酸素を除去する抗酸化作用に優れています。
つまりはシワやたるみに高い効果を発揮してくれるのです。
このような優れた美白・美肌成分をたっぷりと含んでいる酒粕を、そのまま顔にパックすることで有効成分が肌表皮に浸透し、効果的に肌を守ってくれる仕組みです。また酒粕パックは保温効果に優れています。
ご飯の炊き上がりがツヤツヤ・シットリなのは皆さんご存知の通りでしょう。
乾燥肌の方にありがちな毛穴の収縮も予防し、汗や老廃物がしっかりと体外に出され、デトックス効果も得られます。
こうして肌代謝が整い肌バリア機能を正常化させる点も見逃せません。
本来の肌免疫力が高まり、健康的な美白肌を取り戻す効果は、最も大きなメリットだと言えるでしょう。
酒粕パックの美白効果を更にアップさせるポイント
酒粕パックを2〜3日に1回ぐらいで行う方は多いですが、毎日でも朝晩2回を行ってもOKです。ただし、酒粕に化学合成の添加物や醸造用アルコールを使っているものは避けましょう。
つまり100%米と麹だけで酒造りをしている日本酒メーカーの酒粕を使うのがポイントです。
酒粕には調味料用のものもあれば、大量生産の日本酒メーカーの様に不純物がたくさん混ざっているモノもあるのです。
それでは肌への刺激が強かったり、肌表皮や毛穴に毒性のある不純物が付着してダメージを与えてしまう可能性があります。つまり、本物の純米酒を作っているメーカーさんの酒粕を選ぶのがコツです。
それからお水にも注意が必要で、水道水は論外ですし、ミネラルウォーターもあまりお勧めできません。
もっとも良い水は、まじりっけなしの100%H2Oの蒸留水・精製水です。
後はこのブログ内で紹介されているレシピで正しく酒粕パックを作ってください。
また、パックの仕方も同様にネット上で紹介されています。それでご自分の肌の状況によってパックをする頻度を決めると良いでしょう。
酒粕パック自体はとてもリーズナブルに作れますし、肌荒れやシミ・シワの酷い方は朝晩欠かさずパックをしても良いくらいです。
さらに、パックだけでなく、普段のお化粧方法も見直すべきでしょう。
ポイントは肌バリア機能を劣化させるような厚化粧は避けること、保水・保湿クリームはできるだけ塗らないことです。
つまり、肌を分厚くコートティングした状態にしていると、肌は自己防衛のために過剰反応を示すのです。
またクリームやローションで過保護に守ると、肌機能そのものが劣化してしまい、シミやシワのできやすい体質へと変化してしまいやすいのも知っておくと良いかもしれません。
それからよく睡眠をとることも美白・美肌には大事なポイントですし、過度なダイエットなどによる栄養の偏りも肌を劣化させる原因ですので控えましょう。
まとめ 酒粕パックは肌機能を高めるサポーター
現代では体に異常が起きれば、すぐに薬で治そうとする風潮が蔓延しています。それは化粧品や肌ケア商品にもあらわれていて、ちょっと評判になっている化粧品やスキンケア商品をあれこれ買い込んで、そういったものを使っていれば安心だと勘違いをしている方も少なくないです。
例えば、いつも便秘で悩んでいる方が最新の便秘薬を毎日のように使用していれば、やがてそれは効かなくなり、むしろもっと悪い状態へと進行してしまうのと同様なのです。
そうではなくて、本来体に備わっている自然治癒力・回復再生能力を発揮させるアプローチが最も高い効果を示します。
そのサポーターとなるのが酒粕パックです。
日本人には馴染のある発酵酵母を使った酒粕は、まさに大和撫子向けの顔パックだと言えるでしょう。
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